ぼくの太陽 きみの星
「そんじゃ、しっかり勉強しな」
と、再度あたしの頭をくしゃくしゃなでて、後ろ手に手をヒラヒラ振りながら、颯爽と出て行ってしまった。
ざわざわざわ……
場の空気が一気に動き出す。
(……妹)
(お兄さん……)
そんな囁き声の伝言ゲームが一気に教室中を駆け抜けたかと思うと。
「ちょちょちょっとぉっ、お兄さん、かっこ良すぎっ」
「毎日忘れ物してよぉっ」
「仲良さそ~」
「いいなーいいなー、家でも目の保養じゃない?」
あっという間に、キャーキャー大騒ぎする女子たちに机を囲まれてしまう。
(いいわけない!
あんなのがずっと家にいるんだからね――)
人混みの隙間から、こっそり琢磨くんを見る。
座って、自分の手をじっと見ていた。
こわばった、固い表情で。
と、再度あたしの頭をくしゃくしゃなでて、後ろ手に手をヒラヒラ振りながら、颯爽と出て行ってしまった。
ざわざわざわ……
場の空気が一気に動き出す。
(……妹)
(お兄さん……)
そんな囁き声の伝言ゲームが一気に教室中を駆け抜けたかと思うと。
「ちょちょちょっとぉっ、お兄さん、かっこ良すぎっ」
「毎日忘れ物してよぉっ」
「仲良さそ~」
「いいなーいいなー、家でも目の保養じゃない?」
あっという間に、キャーキャー大騒ぎする女子たちに机を囲まれてしまう。
(いいわけない!
あんなのがずっと家にいるんだからね――)
人混みの隙間から、こっそり琢磨くんを見る。
座って、自分の手をじっと見ていた。
こわばった、固い表情で。