ぼくの太陽 きみの星
琢磨くんは晴れやかに笑うと、あたしの手をとった。


「行こ!」


差し出された温かい手をしっかり握り返す。




琢磨くんて、どこかパパに似てる。



あたしがどんな人間でも、受け容れてくれるから。


やさしく包み込んでくれるから。




優しい、ステキな人。




こんな人に、あたしは何て仕打ちをしたんだろう。


ほんと、最低。




この人のことは、大事にしたい、と思った。




こんなあたしを受け容れてくれる人、他にいないから。

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