意地悪俺様
ーーガッ
ーーあたしは汗をビッショリかきながら現実へと引き戻された
あたしは息を切らして、亮平の前に立つ
「えっ…あ、いや、それよりお前…」
驚きつつもあたしから視線を反らした亮平の胸ぐらを両手で掴んだ
「レイラって…なんなの?」
たまに見るこの光景はレイラが関わっているのかもしれない
あたしと亮平の 間に沈黙が続く
しばらくして、亮平は溜め息をついて口を開いた
「レイラは、あいつ…翔平の好きな人」