%コード・イエロー%

なんだかおかしくなってきた。

いつも優位に立っている亮雅を、お尻に敷くような快感。


「行ってもいいんだよね?」


ちっと舌打ちをする音が聞こえる。


「だって、亮雅はやきもち焼いたりしないんだもんね!」


わざと明るく言ってみたら。


「てめぇ~」


低い亮雅の声がして。

まずい、やりすぎた、って思ったときには遅かった。


「お前は俺のもんだってこと、体でわからせてやるから覚悟しろよ」


唇が歪んでつりあがって見えるのは、気のせいだと思いたい。

亮雅の掌が、いきなり太ももを這い始めて、私は焦ってあやまってみる。


「ごめんってば。私が悪かったよ。亮雅ってば!」


必死で彼の体を押すが、びくともしない。


「や、やだってば。私、シャワーも浴びてないし。亮雅。あぁ!」


敏感な部分を撫でられ思わず声を上げた私の耳元で、亮雅はそっと囁いた。


「心配するな。経済性を重んじて、シャワーもきちんと一緒に浴びてやる--」



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