俺様☆姫様★王子様 【完】
シャンパンの味を知ったあたしは、最早何処に向かっているのかさえもうどうでもよくて。
「もう一杯ちょうだい」
一気に飲んじゃった。
「気に入った?これと一緒に飲んだら、もっとうまいぞ」
シャンパンを注ぎながら、今度は飾りだと思ってた、シートの横の棚を開けた。
「ほら。」
「ほへぇ~!それ、冷蔵庫だったの!?」
「ん?……あぁ、これか?そうだ。そんなことより、ほらっ」
冷蔵庫に感動するあたしに、蓮が手渡したもの。
宝石みたいにキラキラした、真っ赤な果物。
イチゴだった。
あたしは受け取って、それを口に放り込む。
「……ん~っ!」
イチゴの甘酸っぱいのと、シャンパンのさっぱりした感じが絶妙で、言葉にならないくらいおいしかったの!