サミシイカラ…ウソツキ



「孝行、悪かったな。助かったよ!祐姫ちゃん、良かったらどうぞ。」


一通り料理を作り終えたマスターが、サービスだよって苺にチョコレートを添えて出してくれた。


「やった!ありがとうマスター!苺大好きなの。」


「あ〜俺も苺食べたい!!」


「残念!これは女性だけのサービスなの。」


拗ねてる成瀬さんは何だか可愛くて…


「あの…良かったらどうぞ。」


あたしは苺をピンに刺して成瀬さんに渡そうとした。


「本当に?頂きます…」


成瀬さんはあたしの手から直接パクッと苺を食べた。





< 19 / 107 >

この作品をシェア

pagetop