俺様サッカー王子×野球少女=青春
でも、今まで告白なんて恥ずかしくて出来なかった。




でもでも、ついにお近づきになれるチャンス到来!



『よぉーしぃー
そうと決まったらグランドまで全力ダッシュね!』



「ちょっとぉー
瞳っ!
早いって
待ってっちゃ!」



あたしは昔から無駄に足が速かったけど、こんなに速く走ったのは生まれて初めてだった。



今ならボルトにだって勝てるかもとかバカな事を考えつつ、顔がにやけていくのを抑えられないでいた。



あの角を曲がればグランドだぁ〜



青春最高ーと叫びそうになった瞬間



あたしは誰かとぶつかって、はね飛ばされてしまった……
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