5センチ。



 「だから…離れてくれないと学校に行けないんだけど?」



 “学校”と聞いた瞬間顔色を変えて慌てて離れた。


 “やっと離れた”と思っていると改札口前でこっちに振り向いた。


 それからー…。



 「ススキさん、ありがとうございました!」



 そう言って軽く頭を下げて改札口を出ていったー…。


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