恋愛ごっこ
 それからあたしたちは究極に仲が良くなった。

 あたしはある日、ある決心をした
『部活をやめる』
 理由は、だるいしやる気無いししんどいし足痛いし・・
 ・・全部自分を甘やかしてるだけ。
 
「母さん、あたし部活やめるから」
 早口で言う
「え?なんで?」
「足と腰痛いから」
 ・・嘘。
「病院通ったらいいじゃない」
 嫌だよ
「お金かかるでしょ」
「それぐらいならいいわよ」
 なんで分かってくれないの?
「嫌」
「あんた他に理由あるでしょ?」
 ギクッ・・
「まぁ・・うん」
 鋭いヒトだ。
「教えなさい」
「だるい」
 これは本当。
「他の子は頑張ってるんだからあんたも頑張りなさい」
 無理。あたしにはできない
「あたしを他の子と一緒にしないで・・嫌なの。陸上はあたしに向いてないの」
「走るの好きだったじゃない・・」
 そうだよ・・だけど・・
「嫌い。大っ嫌い。」
「とにかくやめるのはダメです。お父さんと話し合います」
 はぁ!?何いってんのこのババァ
 やめたいっつってんだよ。分かってよ・・
 そう心の中で叫ぶと、部屋に閉じこもった。

「なんで分かってくれないの?もう陸上部は嫌なの。走る事が嫌いなの。嫌なの」
 そう呟き眠りに着く・・
 
 学校には毎日ちゃんと行き、部活をさぼって家に帰って、喧嘩になって部屋に閉じこもっての生活が毎日続く。
 
「なにしてるの?」
 たまに母さんに部屋に勝手に入ってこられたりする。
 正直うっとうしい。ほっておいてほしい。
 
「別に」
 そういい母さんを軽く睨む

 これだけでも親不孝なことなのに・・

 あたしはもっと親不孝なことを・・
 ごめんねお母さん・・
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