恋愛ごっこ
 でも・・不安が過ぎる

 “―恋愛ごっこ―”

 ・・・・違う
 この“恋”は本物・・
 恋愛ごっこなんじゃない・・違う・・これは・・本物の“恋”

 あたし達は深夜2時までメールしていた
「じゃ、もう眠いから寝るねぇ!また明日学校で喋ろ~」
「わかった!おやすみ」
 喋ってくれるんだ!!
 やったぁ!!
 って・・付き合ってる訳じゃないし・・緊張するのはあたしだけか・・。
 残念な気持ちになる・・でも・・幸せ。
 
 朝―・・

「行ってきまぁす」
「ちょ・・雨降りそうだから折りたたみ傘・・」 
「いらない」
 あたしは無視して学校にいつものように登校した
 
 教室に入ると・・あ・・いた!
 “竹田隆司”
 ドキッてなったけど頑張って話しかけたんだ。
「おはよ~」
 ―反応は!?
「あ、おはよ」
 やった!!
「昨日いきなりメールきたからさぁびっくりしたよ~」
「あぁごめんごめん~でも暇だったんだろ~?」
「まぁね~暇児上等!!」
「ははっ本当お前変な奴!」
 あれ?
 竹田って・・無口・・じゃなくてクールキャラ
 じゃなかったっけ?
 まぁいっか!でも嬉しいなぁ・・竹田とこうして話ができて・・

「優希ぃ!!今日学校サボって公園行かなぃ!?」
 茜だ
「ちょっ声大きいって!!いいけどどうしたの!?」
「昨日優希帰ったでしょ~だから!!」
 ・・視線を感じる
 
 !!

 竹田が真剣にあたしを見てる。間違いない・・見られてるのはあたし。

「優希ぃ?」
「あ!あぁうんいいよ!」
 なんで見てるの・・?
「じゃぁ今からいこっ!」
「え!?今!?」
 ・・竹田が見てる・・
「サボるんでしょ!ほら行くよ!!」
 竹田・・あたしを見てどう思ってるんだろ
「う、うん!!」
「あっ辻野!!あたしたち学校来てないって事にしといてね!頼む!」
「おっけ~♪」
 そう言い、あたし達はボストンバックを持ち学校を抜け出した
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