《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
僕は、あまりの緊張に耐えきれず…






「もう、大丈夫!一人で歩けるよ。ありがとう…。」




と言って、福井 亜由香から離れた。






あ〜!本当はもっとずっと密着していたかったけどー。緊張しすぎて気が気じゃなくなる〜!







福井 亜由香は

「そう?ならよかった。」

と言って微笑んだ。








この笑顔だ……!




僕が毎日、国語の授業で癒されている、あの福井先生の笑顔と同じだ──!!




同一人物だから当たり前か。(笑)










辺りはすっかり日が落ちて、夕焼け空がだんだんと薄暗くなっていった。
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