3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




BBQを味わってる間、恭介とミロクは薪を組んでキャンプファイヤーの準備に取り掛かる。



「この木は……下がいいな」


「そうだな四角くないとな」


時々手休めでホットドッグをつまみながら順調に形になってきた。



「お兄ちゃん携帯鳴ってるよ」



テントに置いてきた携帯の着信に気づいた結衣が、恭介に渡すと着信相手が香奈子だと驚く。



「香奈子さんからだよね」



「あ、あぁ」



画面を見つめてると留守電絵文字が表示され、俺は無意識に留守電メッセージを聞く。



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