3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




風呂から出る恭介は基本的にパンツ一丁。結衣は慣れております。



父親の影響で鍛えられた肉体ソフトマッチョ。



「シャンプーさ、結衣が入ったら無くなるから明日買ってくるわ」



「じゃついでに洗濯洗剤も買ってきてよ、柔軟剤付きの。ポイント忘れないでね」



「柔軟剤とやつねオッケー。腹減った、いただきます!」



夕食も二人だけで先に済ませて、両親の分はラップで包んで冷蔵庫イン。



「お兄ちゃん、後で勉強教えてくれない?明日社会の授業で当てられそうなんだ」



「結衣のが頭いいじゃん。いつも80点以上テスト取ってるじゃんか」



「社会はお兄ちゃんのが得意だよ。教え方も先生より上手いし、お願い!」



妹に頼まれたら断れない。恭介は結衣に溺愛している。



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