3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「何か用?」と言いたげな表情だ……。



そりゃそうだよな、いきなりドアを開けられ俺自身ずっと立ったまま。



正直かける言葉が見つからなかった。



結局、俺は何も彼女に喋りかけずに音楽室を逃げるように去っていったんだ。



廊下を走ったからだろうか、心臓がバクバクいって止まらなかった。



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