3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「香奈子、学校行ってないの?」



「はい?」



エスケープかよ。



「あの子またサボったわね。たまの休日でゆっくり出来ると思ったのに」



やべえな、親に内緒でサボったの俺がバラしと分かったら再起不能になりそう。


苦笑いで恐怖を感じた。



「仕方ないわね。家上がって帰ってくるの待ってる?」



「いえ、大体行き先は予想出来るので探しに行きます」(バレる前に渡しておきたいし)



挨拶して帰ろうと背を向けると呼び止められた……。


「ねえ恭介くん、美雪ちゃんとどういう関係?」



俺の足は一歩も前に進もうとしなかった。



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