白衣越しの体温
第二章〜鬼ヶ島に行くならきび団子をもとう〜



休みがあけた。


また何時もどうりの平凡な日々。




は、来なかった。

カリカリカリカリ…



1「鬼島様、このあいだは有難うございました。」


カリカリカリカリ…


2「もー、本当に。すかっとしたぁー!」


カリカリカリカリカリカリカリカリ


3「鬼島様がぼこってくれた男子、あとで謝ってきたんだ。」



「いえ、あなたたちの笑顔が見れるなら私はそれで」

カリカリカリカリカリカリカリ

おぃおぃおぃ、にこ☆じゃねぇよ。

カリカリカリ

なんだその紳士気取りは。
カリカリカリカリ

しかもキャーって…今のところかっこよかったか?

カリカリカリカリ

2「これ、きびだんごなんだけど、食べて下さい!」


カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

なんできびだんご差し入れてんだこいつ…

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

1「また差し入れ持ってくるからね!」

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
3「じゃあ、またくるねー」

また?!

カランッ

俺はペンを落とした。






「ちょっとまてお前ら。
…」


「「「きっ霧島先生////」」」



「いや…御礼するのはいいんだけど…。」



(それをきっかけに保健室が騒がしくなるのはいただけないな…俺の休みが…)



「まぁ、いいじゃないですか。きびだんご分けてあげますから。」


「べつにたいしてほしかないが………いいか。」









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