カレカノ
足取り定まらずよろけながら教室で荷物を取り廊下の端っこをヨタヨタ歩く。
「あ〜…ダルぅ…」
家に帰っても誰もいないのにどうしよ…
休み時間には騒々しい廊下も授業中は静まり返っている。
自分の荒い呼吸がやけにうるさく聞こえて苦しさが増すような気がした。
…―朱希の教室
「ね!朱希!」
小声で名前を呼ばれたような気がして振り返ると慶太が廊下を指差している。
「あれ!歩いてるのって…」
「…?あ!柚葉か?」
「調子悪そうだよね?」
「……そうだな」
窓から見える柚葉の姿を目で追うとすぐに前を向き頬杖をついた。