恋物語★

「な、んでいるの…??」

心なしか気弱な感じで聞いていた。

お兄ちゃんは答えなかった。

「…んで!!」

今度は強く。

病室中に響き渡るくらいの大きさで。

「なんでこんなことしたんだッ!」

「…んッ」
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