美登利の独り言

「まったくもう……この作者ときたら……」



滋が炭酸の入ったジュースをストローですすりながら溜め息をつく。



その目の前には何故か縛り上げられた作者がシュンとしている……



「もう許してあげたら?滋ぅ……」


紘伽が声を掛けるが、滋は一向に頷かない。



「なんなのよ!あれじゃ単なるヨッパッピ~の戯言じゃない!せっかく私が主役になれたのに意味ないわよ!」



その言葉を聞き紘伽も否定できないと言う表情で作者を見つめる。


「そうね。『哀しきこと…』で取り上げる内容ならもう少し『怒り』が表に出ていないとね。それに環境や周囲への気遣い、今回はまったくなって無かったわ」



『……なんだよ、この章はキャラの独り言じゃなかったのかよ……これじゃ、吊し上げじゃん』



作者は心でそう叫んだ………が、口から出た言葉は違った。



「す、すみませんでした。私の怒りが落ち着いてしまったようです。半年以上前の話しだったものですから………」



「言い訳に過ぎねーな」


そう現われたのは大悟だった。



『敵が………増えた(汗)』


額に嫌な汗が滲み出る作者の後ろへ座り何故か縄を解きはじめた大悟。


「へっ?」


意外な行動に目が点になる作者。



「まっ、今回の俺様はかっこよかったから内容なんてどーでもいーっうの」


「大悟!なにやってるのよ!私1人が馬鹿みたいじゃない!」



その行動を見て、怒り奮闘の滋は大悟に噛み付いた。



先ほど、毒を吐いた紘伽は光一が迎えに来たとさっさと帰って行ってしまった。



滋と大悟の喧嘩は続くよどこまでも……




作者はそそくさと逃げ出したのは言うまでも無い………



続く(笑)




☆そしてこれが記念すべき100ページ目☆


2009.01.19


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