年下俺様王子LOVEキッス
気になる彼
わたしの日課
それは毎朝乗るバス
あ…!!いた!
トクンットクンッ
何でバスがわたしの日課かって?
それは"彼"がいるから…
背筋が高くて整った顔立ちまさに王子様
何で彼が気になるかというと3ヶ月前――…
「ハァッ…ハア」
もう、最悪!
バス停に向かってたら雨が急に降ってくるし…
急に雨が降ってくるから傘は持ってないし!
「うわぁッ」
バシャンッ
いったぁ…何でこんな所に道がへこんでんの?!
転んだじゃんか、はずい…
「ウッ…」
瞳から涙がこぼれ落ちそうになった時…
『大丈夫か?』
頭の上から低い声がした
わたしは顔を上に向ける
そう、そこには"彼"がいたのだ…
すると"彼"がわたしに手を差し伸べてきた
「へ…?」