恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




その彼を降りるまで、見る




『次は~聖泉駅~』




私が降りる駅だ。




扉付近に立つと、その彼も私の隣に立つ。




その瞬間が一番好き。




ちらりと彼の顔を覗く。



胸が大きく高鳴る。




自然と顔が赤くなるのが、わかった。





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