太陽と花~思い出のひまわり~
太陽君は話しながら、私達にコーヒーを入れてくれた。



さすが、コーヒーメーカーの社長息子。



コーヒーの入れ方はお手の物。



「昔さ・・・、約束したんだよ。


軽井沢で、喫茶店しようなって。


そのこの名前も“花”って言うんだ。」



淋しそうに昔を語る太陽君。



「へぇ、花と同じ名前。偶然だねー。」



なんて、麻里は疑いもせず感心する。



本当はその“花”が私なんだよ・・・。



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