私の秘密の旦那様
日本に来る前日の夜…

薄々予感はしていた。
なんか嫌な予感はしていた……
ナギに新しい大切な人が出来てしまう事を…………。


まさか、
本当に当たるとは自分でも思わなかったけど……。

まぁ…ナギは世界で1番、可愛いからなぁ。

俺は本当に馬鹿だ。
一番、泣かせたくない悲しませたくない、大切な存在の
ナギに無理矢理キスをして

泣かせて悲しませて挙げ句の果てには怖がらせちまって……。

なのに…ナギはこんな
最低な俺に最後には
最高のとびっきりの笑顔を見せてくれた。


…どんだけ心が広くて優しいんだよ。

もうナギは…
“俺だけのナギ”じゃ無くなった。

だけど、ナギは
大事な奴だから、
それは今となっても変わらないから
俺もナギを守るため…
ナギの笑顔を守るために協力するよ。


あの先生なら…………
なんか負けて当然な気がする…。
すげぇ…悔しいけどな(苦笑)

…先生には敵わない。

ナギ……いや、
渚、ありがとう。

大好きだったよ。

それからこれからも
大好きだよ…。

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