私の秘密の旦那様
「渚―オハヨー」

「えみちゃんオハヨー」

「えーと…?
な、ナギ…あの…」

「あ、隣りのクラスのえみちゃん。
この間、真ちゃんが転校して来た時に
えみちゃん休んでたから。」

まぁえみちゃんとは
すごく仲がいいわけじゃないんだよね…。

「…中村真一です。」

「芹澤えみ(セリザワエミ)です。
よろしくね~!
みんなが言うとおり…真一君ってカッコいいけど
やっぱり、横峰先生のが
カッコいいわぁ―////」

えみちゃんも
優也が好きなんだよね…。

えみちゃんは
髪は少しウェーブしてふんわりしていて色も白くて可愛らしい女の子。

「よ、横峰先生…?」

「あら知らない?
真一君の担任の先生よ?」

「真一君?」

「真ちゃん…?」

「…あ、わりぃ……。」

「ねぇ真一くん、
えみとアドレス交換しよう…?」

なんか真ちゃん考えこんでる。
何をそこまで考えてるのかな…?

「だめぇ……?」

出た…!
他の男子はえみちゃんの…この一言に弱い。

「………別にダメじゃねぇけど……」

「じゃあ、いいね!やったぁ☆」

えみちゃんの返事にあまりハッキリださず相変わらず考え込んでいる真ちゃん。

何を考えてるのかな…?

「じゃあ、はい、どうぞ。
これにメール頂戴☆」

「……あぁ。」

< 165 / 298 >

この作品をシェア

pagetop