私の秘密の旦那様
「お腹、大丈夫?張ったりして無い?」

「え…?あ、はい」

「実はね、渚ちゃん
私達の間に実はもう一人本当は子供がいるの。
女の子だったらしくて、沙那ってつけたんだけどね…」

「え…?“だった”?」

「沙那が私のお腹に出来た時まだ私、
今の渚ちゃんくらいの学生の時でね、
奏也と付き合ってはいたけどまだ
結婚もしてなくて……全然“妊婦”って実感無かったの。

それで…私は体育はやったり、
少し重い物は平気でもったり…
しかもその頃には、奏也の浮気噂が流れて

全てが全て理由でかわかんないんだけど
…流産しちゃったのよ。」

ズキン……

「りゅ、流…産……」

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