私の秘密の旦那様
ガラッ…

「皆に紹介したい方が今いるので紹介する。」

ボソ

「新しく習う人かしら」

「お入り下さい。」


「はい」

毎回毎回…もう慣れたけどやっぱりここに新しく習う人と
間違えられるんだよね……。

ボソ

「なんかすごい人数ね~」

ボソ

「あの男の人双子かしら…?
カッコいい///」

「コホンッ

えっと、私は―……」

「ちょっと~?
新入りなのに挨拶もないの?」

「………はぁ!?」

このタイプは…
初めてのタイプだわ。


「そうよ~
“初めての人は挨拶”
が基本で上下関係が
きちんとしたところよ?」

まぁ挨拶は基本だといってるけど
こういう意味と違うんじゃ……

「なのに“はぁ!?”って
一体何様のつもり?」

いや何様も無いけど…一応ここの娘なんだけどなぁ―…

「ですよね?莉沙さん」

「こら、皆さん!
こちらの方を誰か
ご存じないのですか!

この方は
秋本家の一番上の
ご令嬢 渚様ですぞ。」

< 91 / 298 >

この作品をシェア

pagetop