私の秘密の旦那様
「あら、優ちゃんに渚じゃない?
どうしたの?
あ、もしかして
孫でも出来た♪?」

お母様……
なぜあなたの思考はそうなるんですか…!
まぁ……変わってる人だし
しょうがないか……。

「…お、お義母さん、
渚さんは確かに
妻ですが
まだ学生です。

僕は渚さんが学校を
卒業するまでは
出すつもりはありません。」

ズキン…

やっぱり…子供っぽいのかな…。
別に私達に赤ちゃんはまだ早いけど…
あぁ言われると……。

「僕は、渚の人生を
僕のせいでボロボロに
したくないので…。子供が出来たら
渚の苦労も増えるし…本当はすぐにでも……って!
いや…その……
そういう意味じゃないですよ!
ただ………
まだ今はその時じゃない気がするので…!」

めちゃくちゃ優也
動揺してるよ(笑)
なんか可愛い…!

だけどそんな事思ってくれてたんだ…。

「あら…そうなの、がっかり…
我慢出来なかったら我慢しなくていいからね!
私は早く孫に
茶道を指導したいから☆」

まったくこの人は…。

「お母様…
いつかは私も子供は欲しいです。
……が!
今は困ります!!

あ、そうだ
今日は紹介したい人がいるの。」

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