旦那様は社長

あたし……、一体今何を……?


自分が何をしていたのか分からない。


だけど視線を自分の身体に落とすと、着衣は乱れ、下着も浮いて胸もポロリ……。


「き、きゃあああああああッ‼」


思い出した。

あたしは会社で……

しかも上司と、何てハレンチなことを‼


「あわわわわわわわわ」


完全にパニック‼

恥ずかしくてこのまま死んでしまいたい‼


携帯が鳴らなかったら、あたしはきっとあのまま流されていた。


「気持ちよかった?」

「はぁ!?あんた、何てことしてくれたの!?」


全部この男のせいだ。

あたしは悪くない‼


『でも感じたくせに』


頭の中で悪魔が囁いた。


< 82 / 334 >

この作品をシェア

pagetop