ちょこあいす

突然のカミングアウト

六時間目、『総合』。

皆は、自分の両親から、

自分の幼少時代を聞いていた。

ぼくには両親が居ない。

皆は、どんどん発表していく。

優美に回った時だった。

キーンコーンカーンコーン。

幸せの鐘が鳴り響いた。

「明後日発表の続きをするぞ。」

よっしゃあ、と何人かが喜んだ。

優美もホッとため息を吐いていた。
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