ぬくもり
「ハァ…あっつい。」
本格的な暑さが近付いてきた。
雨は降ってないけれど、ジメジメしてて余計に汗が出てくる。
「いっそのこと雨降っちゃえば良いのに…」
服が濡れるのは困るが、そんなこと気にせずにずぶ濡れてしまいたい気もある。
そんなことを考えながら、立ち止まって少し雲のかかった空を見上げた。
その時、名前を呼ぶ声が聞こえ声の方に顔を向けると、男の人が此方に走って来るのが見えた。
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