ぬくもり



「お前、どうだ?あれから…」


「なんにも、変わりもありませんよ。傷だけ酷くなってゆくばっかりで。」


「そうか…」


今ハジメくんに奢って貰ったジュースを飲みながら、初めて会った時の公園にいる。


「でも…ハジメくんと話してかなり楽になった。」


「そ、そっ…か。」



直ぐに悲しそうな顔から嬉しそうな顔に変わった




顔に出るなぁ…


わかりやすい。





そんなハジメくんの様子が私をひどく安心させる。





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