ぬくもり



もう次の授業が始まるまで一分もない。




更衣室にも、もう誰もおらず、クラスメートが脱いで行った制服が散らばっていた。





「あー…間に合わないね。」




「もーいいじゃん、遅れて行こうよ。厳しい先生じゃないんだし。」




「そうだね。」




どうせ、最初10分くらいは体操と走り込みだしね。




もう授業開始の号令には間に合わないと思い、ゆっくり着替えを始めた。




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