ぬくもり



「っ…ちょ…」




もちろん、二人以外誰もいない部屋で、その行為をしたのはハートで…、




私は、服の裾を掴んで上げてるハートの手を無理に引っ張って服を下げた。




「っ…何すんの!!?」




「…何…?…その痣、」





ばれた……。





「…別に、…こけて…」




こんな在り来たりな言い訳が通じるはずない…




「嘘っ!長袖をずっと着始めた時からでしょ!?…保健室、行こう。」




「駄目!保健室にはいけないの!」




「何で!?」




「理由があるの!」




「その理由を説明してくれるまで納得しない!!」





「っ……もう、わかった、わかったよ。放課後、説明するから。…授業、行こ?」





いつも1番近くにいるハートから隠し通すのは無理だったか…









ハートに、すべてを話す覚悟を…





< 64 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop