先輩彼女



「春樹のこと大好きだよ。


だから本当のこと知ったら離れて行くんじゃないかって…ずっと不安で…


それなら今のままで良いって思った。傷つくこともも少なく済むんじゃないかって…



春樹と距離置いてた。」



「不安にさせて悪かった。

気づいてやれなくて悪かった。


そんなことで離れたりしない。


むしろ玲菜を不安にさせないためにずっとひっついて回るかも。


だからこれからもずっと一緒だよ。」



「ごめんね…。

ありがとう。


春樹のこと大好きだから、」



「ん、俺もだよ…でも俺は…愛してるかな?」


「ありがとう

ただありがとう…

愛してる…」




それから触れるだけのキスをした。




玲の涙は止まることなく、俺の腕の中でしばらく泣いていた。



でもそんな玲菜はすっごっく可愛かった。



―春樹side終わり―




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