僕の姫~ちっぽけな勇気~
「当たり前でしょ!!

ともも勉強嫌いだけど、頑張って短大行くから…。」


僕たちは涙を拭う。


今までずっと一緒にいた分、離れたって平気だよね?


メールも電話もあるんだし…


きっと…ううん、絶対大丈夫だよ!



「受験も会えない日々も…全部乗り越えようね?

で、乗り越えたら…ずっと一緒にいようよ…」


花火を見ながら、僕はそう言った。


恋愛感情なのか友情なのか家族愛なのか…


ちゃんとわからなくなった。


でも…知世ちゃんと一緒にいたいんだ。


「うん…」


拭ったはずの涙が知世ちゃんの目からまたこぼれ落ちた。


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