ギブス
『…っん…、…先生…っ』


左手で…、柚葉のシャツのボタンを外し…、その指先は…胸の膨らみに触れ…胸の先端を摘みな…

もぅ片方の手は…、柚葉の両足の付け根に伸びる…


『…先生…っ…ヤだ…っ』


柚葉の脳裏に…、先程…奏から聞いた言葉が脳裏を駆け巡った…


‐兄貴は…、愛し合った瞬間に…死ぬ…‐



『…ヤだ…っ
先生…、ダメだょ…っ
死んじゃぅ…っ』


「……っ」


泣きながら言った…柚葉のその言葉に…、諒は気がついた…


諒は、柚葉のその耳元に…


「奏から…聞いたのか…っ」


そぅ…、いつもと変わらない…クールな冷静さを帯びた諒の声に…

柚葉は、涙を浮かべながら…諒に視線を向ける…


『……っ』


何も…、言い返せず…頷き返した柚葉…
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