ギャップ的恋愛論





むくれるあたしをひとしきり笑うと、「大人しく待っとけよ…」と、神木は白い液体の入ったグラスを置いてまた出て行った。






あたしも今度はちゃんと聞き耳を立ててシャワーの音を確認する。






シャー−−-……






やがて聞こえてきた水の音にほっとして、美味しそうなグラスに口を付けると。






白い液体の正体は、カルピスサワーで。






「うん、うまっ…」






やっとひと息つけた気分のあたしは、改めて部屋の中を物色する事にした。






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