ギャップ的恋愛論
どうしよう……
どうしよう……
ぐるぐる部屋の中を歩き回る事5分。
そうだっ!
ここから逃げればいいんじゃん!
やっと単純明快な答えを思い付いて、ぽんっとこぶしを手の平に打ち付けたとこで、早速帰る準備を始めた。
っていっても、鞄を掴んで靴をはくだけだけど。
あたしが玄関のドアノブに手をかけてひねろうとした時−−-…
ガチャ−−
「おいっ……」
いきなり後ろから聞こえてきた声に、肩がビクッとなる。
し、しまったぁぁぁあ!!
自分のタイミングの悪さを、これほどまでに恨んだ事はありません……
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