ギャップ的恋愛論





昨日の夜、最近イラついてる俺を面白がって、両手いっぱいに酒やらつまみやらを抱えた悠紀が遊びに、いや、邪魔しに来た。






「パァ〜っと飲もうぜ♪」





俺の不機嫌オーラを気にせずズカズカ上がり込んできた悠紀。






かなり、ウザイ。






でも確かに俺も飲みたい気分だったから、仕方なく付き合ってやった。






自分で持ってきときながら缶ビール1本で酔っ払った悠紀は、1時間ともたずふらふらと歩き出す。
そしてあろうことか、俺のベッドに向かって跳んだ。





「うにゃあ、眠いにゃあ……」







って、邪魔だ、どけー!!







人のベッドにダイブした悠紀を引きずり降ろして、俺はイカの燻製をつまみに一人で飲み直す事にした。







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