ギャップ的恋愛論

・初潜入する女





しばらく2人で手を繋いで歩いて、そして1軒のきらびやかなラブホに入った。






「ここでいっか」と、男は慣れた手つきで並んだパネルのボタンを押すと、またあたしの手を引いて歩き出す。







あたしはというと、初めて潜入した内部に、ただ感心していた。







ああこうやって部屋選ぶんだぁ…




とか、




2基のエレベーターが上り・下り専用になってて、なるべく客同士が鉢合わせしないようになってるだぁ…




とか。







とにかく落ち着きなく始終目をキョロキョロさせていた。






`
< 43 / 395 >

この作品をシェア

pagetop