ギャップ的恋愛論
なんかこの寝顔、見た事あるような、ないような……?
「ウウ〜ン……」
ここまで出かかっているのに、凄くもどかしい気分。
角度を変えてみても、何処で見たのかわからない。
「…………」
まあ、いっか。
きっとなんかの雑誌のモデルに似た顔なんだよ……
そう勝手に納得して、ベッドの端に潜り込んだ。
初ラブホお泊りで、何もしない人って居るのかなぁ……?
なんてくだらない事を考えてるうち、あたしも眠りに落ちていた。
目的を達成した充実感と、怜二の静かな寝息に包まれながら……
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