雷鳴の夜
地下病棟の中は、奥に進めば進むほど荒れ放題に荒れていた。

廊下には木片やコンクリート片が散らばり、時には壁に大穴が開いている場所さえある。

最初は長年放置されて管理されていないせいで、埃やカビがあるのかと思っていたけど、ここまでの荒れようだと、誰かがここで暴れたのではないかとさえ思えてくる。

いや、暴れたというレベルではない。

コンクリートの壁に穴が開くなんて、まるで戦争でもした後みたいだ。

…ここで行われていたという研究と、何か関係があるのだろうか。

だとしたら、一体どんな研究が行われていたのだろう。

< 42 / 150 >

この作品をシェア

pagetop