私の恋愛模様。
「昨日は、ごめんね。
かっこわるい所見せて。
人の目が気にって、弱い所は見せれない。
それに、見せちゃいけない。
って、もう優空ちゃんには見せちゃったんだけど…。
って、あははっ。余計かっこわるいな。
ごめんね…。あこがれてた『安藤 嘉壱』がこんなので……。
もう、俺のファンはやめた方がいい…。」


「かっこわるくなんてない!!かっこわるいなんてこと、全然ないよ!!!

人の目が気になるんなら、私だけを見てたらいいのに!!
弱い所、他の人に見せれないんなら、私だけに見せたらいいよ!!私を好きになったらいいのに!!そしたら、人の目なんて気にならなくなる!!
私のことだけ気にしてたらよくなるのに!!

……………弱くたっていいんだよ。だって、人間なんだもん。昨日、私は『芸能人の安藤君』じゃなくて、『素顔の、そのまんまの安藤君』が、っん!?」


私は安藤君に口を押さえつけられた。
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