ホスト 神
…まぁ取り敢えずやるしかない!



オープンしたら皆来てくれるだろう!



樹里が来れるのか分からないのがちょっと痛いけど、他のお客様が来てくれれば…。



俺がタクシーを降りると、既にチラホラとお客様の姿があった。それを横目に見ながら店に入る。




『おはようございます!』



…耳がキーンとした。



俺が店内に入ると、オープン準備を終えた新人ホスト達が、壁に一列に並んでいた。



新人ホスト達はこれからお祭りにでも行くようにウキウキしている。



俺は軽く挨拶を返すと、静かに店内を歩き、一番奥にあるテーブルに腰を下ろした。
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