天を仰ぎ

忘れたモノ




ミユが目を覚ますと自室のベッドだった


慌てて隣の部屋へと向かう


バタン


その部屋には数個の段ボールが置かれていた



いつもの風景だった


台所へと向かうと母親が朝食を作っていた


「おはよう、美優。ご飯出来てるわよ。」


テーブルには4セット料理が置かれていた


「お母さん…。日向先生の分?」


「えっ?誰?こんな時期に新しい先生来るの?」

「母さん、一人分多いぞ?」


「えっ?!いつも通り…あ!本当ね~。作り過ぎちゃったわ。何故かしら…?」



ミユはまた部屋に戻ると慌てて制服に着替え家を飛び出した



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