世界中の誰よりも

部屋でベッドに寝転がって漫画を読んでいた時。

学習机の上に置いてあったケータイが鳴った。

流行りの女性シンガーのラブソングが流れる。

この着信音の送信源は一人しか居ない。


「信也先輩からだ」


信也先輩は同じ高校の二年生。

バスケ部に所属していて、背が高い。


『明日部活が休みになったから遊ばない?』


信也先輩からのお誘いメールにニヤける。


『遊びます!楽しみ♪』


あたしはせかせかと文字を打ち、送信する。
< 16 / 264 >

この作品をシェア

pagetop