一匹狼と狼少女


確かに蒼は大変そうだった。

生徒会もクラスの喫茶店のウェイトレスにはならなかったものの、厨房役に回されていた。

「サボった人は、反省文50枚書かせます。」

ニッコリと笑顔で言うその顔に、真っ黒いオーラがでていた事に気付いたのは俺だけか。

「会長、最近カリカリしてんなー。」

楓は看板作りをしながら言う。

「忙しいんだろ。」

と、原島。






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