一匹狼と狼少女
秋の花
そういうことだったんだ。
漢数字とマイナス。
「この七は、カタカナの生徒のセ。マイナスは一般の一。」
「…え?」
「だから、生徒の分が100個で一般用は150個ってこと。」
あぁ、と納得する声が聞こえる。
「あたし天才。」
ちょっと誰かスポットライトもってきてよ。
「分かった、蒼。天才なのは分かったけど…あっちで怖いのが睨んでる。」
龍也の声にドアの方を見れば、冬軒がイライラMAXの目でこっちを見ていた。
…ヤバいな。