学園王子3人組×学園お姫様3人組


後片付けを終えた私は崖近くの木の下に座って1人海を眺めていた。


陸「隣いいか?」


美瑠『えっ!?』


突然の陸の登場に戸惑う私をよそに陸は私の隣に腰を下ろした。


陸「…ここ、来たことあるんだって?」


美瑠『う、うん。でも、来たような気がするだけ。あっ、なんか心配掛けちゃってた?ごめんね?どーでもいいことなのに。』


陸「…どーでもいいことだけど…なんか、引っかかる、だろ?」


えっ!?


美瑠『なんで、わかるの?』


やっぱり私って顔に出やすいタイプ?


陸「…なんで…だろうな?」


そう言った時の陸は、一瞬だけ…ほんの一瞬だけ悲しい目になったのを私は見過ごさなかった。



< 210 / 295 >

この作品をシェア

pagetop