学園王子3人組×学園お姫様3人組


───キーンコーンカーンコーン


4時限目終了のチャイム。
今日は職員会議があるらしく、もう授業は終了。


お友達にバイバイと手をひらひらと上げながら、いつもと同じ翔との待ち合わせ場所に向かう。



昨日は、翔に例の女の子が誰なのか聞けなくって、寮の自分部屋に鍵を閉めて込もって1人考えた。

その結果、うん、聞くことにしたのさ。

やっぱり私達はカレカノ関係な訳で、秘密はよくない。


だから、帰りながらか部屋に戻ってから、どっちでもいいから絶対にきちんと聞くと心に決めたんだ。



そう…翔に聞くと決めた。

けど、そんなのは必要なかった。



──『きゃっ』



黒い影に気付いた時には、もう遅かった。


振り返った瞬間、視界に入ったのは──鉄パイプと数人の人影。












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